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の病めるプロジェクト

 

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「『私』の病める舞姫プロジェクト」はパフォーマンス作品「『私』の病める舞姫」の上演を目的として活動を続けています。ダンサーの島崇が代表を務め、出演者は公演ごとに公募しています。

本作品シリーズは、秋田が生んだ舞踏家、土方巽(ひじかたたつみ)の幼少時代の記憶や風景が独自の文体で綴られた著書『病める舞姫』から着想を得ています。この本は土方自身の半自伝的な物語であり、記憶と夢想が交錯する「言語による舞踏作品」とも言われています。「じゃあ私たちなりに私の病める舞姫を書いてみよう」そこから私たちの活動は始まりました。出演者たちは自身の記憶や秋田の取材等を通じてそれぞれのテキストを書き、それらを基にしてパフォーマンスを創り上げます。

 

私たちはこの活動を通じ二つの目標を掲げています。一つ目は秋田市民と共に創作を行い、現地で上演をすることで、少子化による急激な人口減少や高齢化、高い自殺率といった問題などを抱える秋田自体の問題点を浮き彫りにし、この土地の過去・現在・未来の姿を等身大の現実として観客に提示することです。

二つ目は秋田発の独創的な舞台作品を秋田で創作し、秋田の舞台芸術を活性化しその上で若手を育てることです。現在秋田の舞台芸術は盛んとは言えない状況にあり、鑑賞可能なジャンルや機会は大きく限られます。ですが、本来秋田は民俗芸能の宝庫とも呼ばれ、豊かな芸術的な土壌を誇ってきました。本プロジェクトのメンバーは、こうした文化資源を活かし、将来的には秋田で創作した作品を全国で発表することを目指しています。地方から全国へ波及するベクトルを作り定着させることが、舞台芸術の普及や活性化に繋がると私たちは考えています。

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島崇

Takashi Shima

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代表。1981年生まれ。秋田県秋田市出身。東京都在住。京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。在学時、松田正隆、山田せつ子、岩下徹らに師事。卒業後、松田正隆率いるマレビトの会の作品に役者として出演。以降コンスタントに出演を続けている。またダンサーとして北村成美、伊藤キム、京極朋彦、倉田翠、伊東歌織、武道家の日野晃らの作品に出演。
 
近年の活動。 2013年、自身初のソロダンス作品「秋田愛憎」を地元秋田(ココラボラトリー)にて発表。翌2014年には秋田での二作目となるソロダンス作品「私の振り付け」を国民文化祭/舞踏・舞踊フェスティバルin秋田にて発表。同年から「『私』の病める舞姫プロジェクト」を始動。近年の出演作。マレビトの会「長崎を上演する」(立教大学新座キャンパス)。

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の病めるプロジェクト|第3回演劇公演

 

しろごいっちゃでもさよならさっすんなさくらピンク

タイトルは

 

 2016年7月17日(日)-18(祝)

 イーホテルショッピングモール2階

 旧ファッションアベニューAD

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