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しろごいっちゃでもさよならさっすんなさくらピンク。タイトルは白。

の病めるプロジェクト|第3回演劇公演

 

 

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私は生まれたとき何も知りませんでした。

だから生きるために必要なことを学びました。例えば私が今使っている日本語もここで暮らすために必要でした。そんな生まれた場所や環境、家族を私は決められませんでした。生まれる前の透明な私はどんな言葉を話すのか、今どんな思いなのか?それを想像することはできないし、もう白紙に戻すことはできません。それに大切な記憶やこれまでの経験を捨て去ることはできません。ですがそんな言葉や経験によって「私は私に囚われている」= 「私は私の演技をしている」と思う瞬間があります。透明な私=本来の私など存在しないのでしょう。今の私が全てです。でもせめて、私が「今」感じていることや今の街の景色をもう少し私の目で、透明な目で見てみたい。感じてみたい。私はそう思いました。でも教えられた言葉のせいで、定められた価値観のせいで、今の感覚を表せなくて苦しいです。私のことばかり考えて目の前の人をいつも私の都合で見てしまうのがもどかしいです。そんな人を見て、私もそうなんだと思います。

でも演劇ならば別の可能性が提示できるかもしれないと賭けています。他の人を演じることで、別の私になれるかもしれないからです。でもなれないかもしれません。 正直まだ戯曲はできていません。まだストーリーもありません。失敗するかもしれません。現実の方がドラマティックだからです。

でもその、行為を、他者になりきれない私たちを、演技の失敗を見に来てくれませんか?劇場を表すシアターとは 元々「見る場所」という意味だそうです。そんな強固で惰弱な私たちの身体を通じて、お客様自身も自分や周りの景色を見返す機会になればと考えています。

 

この会場は「ファッションアベニューAD」として30代以上の方々にとって馴染み深い場所でした。かつてはファッションビルとして賑わいを見せていました。現在、1階以外は閉鎖されています。公演の会場となる2階には、閉鎖当時に営業していたショップのものと思われる看板や備品、什器が遺されています。この場所が持つ歴史や場所の力に抗うことはできるのでしょうか。敗北し、従属することになるかもしれません。ですが微々たるフィクションを発生させることが私たちの演劇としての抵抗です。『私』の病める舞姫プロジェクト第三弾は演劇を上演します。

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作・演出   島崇

出演     虻川彩花  五嶋孝章  鈴木千晴  前田恭平  三浦大卓  山本はるひ

空間構成   小坂友透  鈴木なつき

制作助手   工藤香織  松野輝大

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日時  2016年7月17(日)17:00〜

    2016年7月18月・祝)17:00〜

    ※ 受付開始は開場分前、開場は開演の15分前です。

    ※ 18日終演後、石倉敏明(人類学・秋田公立美術大学講師を迎えアフタートーク

会場  イーホテルショッピングモール2F(旧ファッションアベニューAD)

    秋田県秋田市大町2丁目2−12

料金  前売り 1,000 円 当日 1,300 円

    学生前売り 700円 学生当日 1,000円 

    高校生以下無料、全席自由席、未就学児入場可

主催   の病める舞姫プロジェクト

協力    土方巽秋田記念舞踏会 秋田公立美術大学
助成  (公財全国税理士共栄会文化財団

 

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チケット発売

 2016年5月1日〜

 ご予約こちらから(メール、お電話でもご予約可能です)

  《座席数が限られておりますので早めのご予約がお勧めです!》

ご予約・お問合せ

 『私』の病める舞姫プロジェクト

  Mail:watashinoym@gmail.com
  Tel  :080-1814-0169

  HP  :http://watashinoym.strikingly.com/

  プレスリリース pdf

 

の病めるプロジェクト|第3回演劇公演

 

しろごいっちゃでもさよならさっすんなさくらピンク

タイトルは

 

 2016年7月17日(日)-18(祝)

 イーホテルショッピングモール2階

 旧ファッションアベニューAD

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